学級通信たまに教育雑感ブログ

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【学級通信】(第028号)実用英語技能検定

実用英語技能検定

英語

photoBさんによる写真ACからの写真

二学期期末テストも近づいてきましたので、毎日5時間くらい自宅学習していることと思います。このクラスはとても勉強すると、授業担当者からもお褒めの言葉をいただきます。勉強する雰囲気のあるクラスって素晴らしいですね。

雰囲気というのはとても大切で、勉強する雰囲気のあるクラスは、やる気のない人たちも勉強する方向に引っ張られます。だから、自分がちょっとでも勉強する雰囲気を出すと、周りも勉強し始めるんです。そして、周りが勉強していると、自分もさらに頑張れます。クラスにはそれぞれ特徴がありますが、勉強する雰囲気があった方が授業も学校生活も充実するのは確かです。

私としては学校生活をきちんとやって、授業を真面目に受けて、毎日コツコツ自宅学習してくれれば、それ以上は望みません。みんな仲良くなれとかは思いませんが、お互いが勉強で切磋琢磨できるようになってはほしいです。これから期末テストがやってきます。周りに影響を出し、周りから影響を受けてください。そしてもう一つ。ぜひ、次の英検に申し込んでください。大切なのでもう一度言います。

「次の英検、申し込みなさぁ~い!」

これからはグローバルな時代です。日本にも多くの外国人がやってきますし、皆さんには海外での活躍が期待されています。あまり暗い話はしたくないのですが、海外で働く方が日本で働くよりより給料が高い時代がすでにやってきています。(国内企業の給料が下がって、若者が海外に流出するのは悲しいんですが…そんなこと言っている場合でもないです)

私の小さい頃も、

「これからは海外だー」
「これからは英語だー」

って言われていましたが、今はその時の100倍くらい本気度が増しました(笑)。文科省も、小学校3、4年生から英語教育を導入すると決めましたし、ライティング・リーディング中心だった高校英語で、リスニング・スピーキングも充実させるという方針を発表しています。

文科省の方針発表で特に注目されたのがセンター試験の変化です。詳細は正式に決定されていませんが、どうやら英語の民間検定試験のスコアを大学入試に加えることが濃厚です。実施は2020年の入試からです。つまり、今の中学三年生が大学入試を受けるときからです。

(俺らのときじゃなくて良かった…セーフ…)

って思った人…甘ぁーい!一斉に変わるのはあくまでも国(文科省)が実施するセンター試験です。私立の大学は関係ありません。なので、この1年の私大入試の変化はスゴいですよ。センター試験の英語が民間検定試験に変わるという話が出始めてから、英検や、TOEICTOEFL、GTEC、TEAPなどの検定スコアを入試に使えるようにした大学が激激激増しています。来年、再来年とさらに増えるでしょう。もう大学独自では英語の試験をしないかもしれません。

考えてみれば当たり前です。2020年から民間検定試験がセンター試験に置き換わる可能性があるのに、私大が独自入試にこだわり続ける必要はありませんよね。民間検定試験のスコアを使った方がスピーキングまで判断してもらえるし、コスト(試験作成や採点の労力、人件費)だって少なくてすみますし…。で、私が何を伝えたいか、わかりますね?そうです。大切なのでもう一回言います。

「次の英検、申し込みなさぁ~い!」

大学入試に使える検定試験はいろいろありますが、学校の英語の勉強の延長として受けやすいのが英検です(って英語の先生が言っていた)。皆さんの多くも中学時代から受けているので、馴染みがありますよね。だから、ぜひ挑戦してください。

英検は年三回です。6月、10月、1月です。申し込みは、実施の二ヶ月前~です。え?てことは、三回目の申し込みは11月?今月じゃん!そうです。申し込みは11月後半~です。ぼちぼち英語の先生から案内されます。

(いや~まだ勉強足りてないからなぁ~落ちたらイヤだし…)

と足踏みせずに、とりあえず全員申し込みなさい。つべこべ言わずに申し込みなさい。

1人、2人と受ける人が増えると、クラスの雰囲気もまた変わります。お金がかかるものですが、将来へ十分な価値があると思いますので、お家の方に相談してみてください。みんなで申し込んで、みんなで勉強して、みんなで挑戦してください。

「高校在学中に準一級取れば人生は変わりますよ」

大学も好きなとこから選びたい放題かもよ~