学級通信たまに教育雑感ブログ

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【学級通信】(第111号)留学という選択(1)

留学という選択(1)

紙飛行機

「大学行ったら留学します」

という生徒はけっこういます。大学行ったあと、本当に留学したかはしりませんが(統計的には日本人留学生は減っているようですけど…)、留学する希望を持っている人は多いです。グローバルな世の中ですし、日本の中だけで生きていく時代でもなくなりましたので、どんどん海外に飛び立つべきだと私は思っています。

前任校では高卒~留学という道を選んだ生徒がいました。ほとんどの生徒が大学受験という道を選ぶ中、高卒すぐに留学する道というのはなかなか珍しいと思います。しかし、それもありではないでしょうか。思い立ったら行動する。計画も、努力も、お金も、勉強も必要になりますが、海外に思い切って挑戦するのは早い方が良いと思います。

今回の学級通信は、高卒~留学した前任校の生徒に久しぶりに連絡を取ったので、その質問の結果を掲載します。ちなみに、高卒~留学をした生徒を数人知っていますので、次号以降も掲載する予定です。

Q1.現在は何していますか?

〇〇証券で営業をしています。海外採用枠の為、10月入社、同期200以上のうち6人、1年後本社という条件付きです。

Q2.高校三年生~留学~現在に至るまでの流れを教えてください。

高校3年まで部活、祭り(行事)、青春を全力で楽しみました。大学受験の中で海外留学という選択肢をもらえました。キャリアの中で、まずは日本人として日本の文化や仕事を学ぶことも兼ねて、日本に戻り仕事をしています。

Q3.海外に出たきっかけは?

せっかくの選択肢をもらえた際に、海外に1人で飛び込む方が圧倒的にワクワクしたからです。

Q4.留学の斡旋業者はどこを利用しましたか?

NCNという業者を使いました。サポートは充実していますが、お金はけっこうかかります。節約するのであれば直接大学とやりとりすることもできますが、英語がある程度できないと難しいです。

Q5.海外へ行くまでの苦労と、行ったあとの苦労

はじめは英語です。9月入学できないと入学、卒業時期がどんどんずれます。その他、苦労は沢山ありますが大丈夫だと思います。

Q6.行って楽しかったことや、ためになったこと

全てが楽しかったです。たくさんの文化や人がいて、驚くことや上手くいかないこともありましたが、全て自分の成長に繋がりました。

Q7.ぶっちゃけ海外に行ってどうだった?

最高。お母さんありがとう。

Q8.高卒から海外へ行くメリット、デメリット

メリットは大学生として同じくらいの年代の現地の生徒と同じ生活感を送れることです。高校まで日本で培った知識や考えがある程度ある中で、大学のタイミングで行けるのはとても重要だと思います。両方を違うところから擦り合わせて自分で考えられました。デメリットはないです!強いて言うなら日本に詳しくなれないこと笑。

Q9.高卒から海外行く後輩になんていう?

留学の成功と失敗は、結局、自分次第だと思います。言葉や文化の壁なんて大したことないです。結局は人間なんです。限られた時間の中でとにかく自分自信が楽しんで、周りに好かれる日本人になって来てください。そしてその為の努力や挑戦は惜しまないでください。君なら絶対にできる!

おまけ.P.S

結婚式はまだですが結婚しました。アメリカ人の奥さんです。仕事は半期で全国1位をとりまして、楽しんでいます。またお会い出来るのを楽しみにしております!

彼はとても行動力のある生徒でした。2年生で文化祭実行委員長をやり、3年生では応援団長をやり、文化祭有志活動もやっていました。やりたいことを全部やりきって、人とは違う道を選び、必死に英語も勉強して、高卒で海外に渡った姿勢は本当にスゴイと思います。

高卒~留学は、斡旋業者に仲介してもらい、

渡航→語学学校→カレッジ→ユニバーシティ」

の流れが一般的だそうです。お金もかかりますが、もし興味があるのであれば、検討してみる価値は十分にあるでしょう。大手だとベネッセも留学斡旋をやっていますので、説明会に参加してみてはいかがでしょうか?