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【学級通信】(第112号)受験勉強を乗り切る5つの行動

受験勉強を乗り切る5つの行動

赤本

中間テストが終わりました。皆さん結果はいかがでしたか?高校最後の定期テストですから、普段の勉強の成果を出してください。高校最後の一年間で、定期テストで手を抜いたり、勉強を捨てたりしているようでは、もし、乗り切れたとしても、豊かな人生にはなりません。学ぶべきときに学ぶこと。それが豊かな人生に繋がります。少し前に話題になったツイートに、

というのがありました。学校での勉強はとても意味があると私は思っています。何かを捨てて何かを得ようとしても、教養は身に付きません。受験には関係ないからとか、苦手だからとか、役に立たないからとか…そんなことは関係ないのです。今、そこにあるものから、何かを学ぶこと、身につけることで教養が身に付き、豊かな人生となるはずです。政経も、倫理も、体育も、現代文も、その他の科目も、最後の1年間しっかり学んでください。

学校の授業や定期テストを頑張るのは当然ですが、受験生は受験勉強も頑張ってください。N先生の「受験ノート」に書いてありましたが、もし、サボっていたり、乗り切れていない人は、6月中にツケを払いましょう。(幾度も言っていますが)平日5時間以上、土日8時間以上、夏休み10時間以上やらなければ間に合いません。この数字は脅しではないです。学力向上に一番影響するのは学習時間です。楽してよくなる道はないのです。1日2時間程度の学習で受験に成功した例など、私は知りません。受験勉強の時間を確保しないことには、受かるもの受かりません。受験とはそういうものです。どうすれば時間を確保し、受験勉強に乗れるのか?以下の5つを参考にしてください

1.スマホとテレビを止める

スマホとテレビを止めれば、1日2~3時間くらい時間が増えます。1年間で2ヶ月増える計算になります(前回の学級通信にも書きました)。インスタやTwitterYoutubeスマホゲームを止められないという人は、そろそろ自分の人生と天秤にかけて考えましょう。休み時間にスマホゲームしている人、いつまでたってもインスタ見ている人…ハッキリ言って、もうそんな時間はありません。

2.勉強する友達とつるむ

自ら勢いに乗れない人は、受験ガチ勢の友達に相乗りしましょう。それが一番手っ取り早いです。このクラスにはガチ勢が12人くらいいますので、そこに乗ることをオススメします。もちろん他のクラスにも同じくらいいます。朝の教室や会議室に行きましょう。ガチ勢の友達が見つかります。一緒に勉強する名目で集まったあげく、おしゃべりする、遊んでしまう友達とはさっさと別れましょう。それは勉強する友達ではありません。

3.勉強しない友達は切る

「受験勉強にネガティブな友達は切れ」とN先生が言ったとか、言わなかったとか…そんな噂を聞きました。真相はともかく、まったくもってその通りだと思います。ここでいうネガティブとは、「否定的な」「消極的な」「後ろ向きな」だけでなく、「足を引っ張ってくる」「遊びに誘ってくる」友達を含みます。受験勉強の息抜きに友達を遊びに誘う場合、一番誘いやすい(狙われやすい)のは、受験勉強に乗り切れていない人です。交友関係が広い人ほど、いろんな人から誘われ(狙われ)ます。友達との付き合いはとても大切ですが、(意図しているかどうかにかかわらず)狙ってくる人の息抜きに使われているだけです。友情と混同してはいけません。もし自分の周囲がそういう状況なら、さっさと逃げ出しましょう。

4.生活習慣を朝型にする

高校に通う限り、朝型の方が学習に効果的です。7時台から自習室を使ってガチ勢になりましょう。

5.個人ノートをつける

個人ノートを配ってから40日が経過しました。継続している人もいれば、途中で止まっている人もいます。一度も出していない人は「ノート代を返してください!」…嘘です(笑)。1週間に1度は出しましょう。進路の話も書けますし、学校生活や、勉強のアドバイスも書けます(提出してくれている人には、受験情報をバンバン張って返却しています。頻繁に面談もできないので、私も助かっています)。何事も継続するところに楽しさや成長を感じられます。高校生の弱点は、継続ができないことです。それが成長しきれない大きな原因です。1日数分間ノートに向き合う。新しい習慣を作る。それが成長へと繋がります。受験や進路に対しても必ず効果が出ます。1年間ノートを書き上げて卒業してください。