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【教育雑感】教育系ユーチューバーと授業力

教育系ユーチューバーと授業力

映像編集

C-Picturesさんによる写真ACからの写真

動画教材を作ろうと思いながらも後回しにしていたが、ここ最近立て続けに教育系ユーチューバーの動画を見て気持ちが上がってきた。

「やはり授業でYouTubeを利用しない手はない」

新型コロナの影響で遠隔授業などが注目されているし、手を出すなら今な気がする。

youtu.be

最初に見たのはヨビノリさんが文科省で講演してきたという動画。ヨビノリさんは、大学数学をわかりやすく解説している教育系ユーチューバー。上記の動画は文科省の人たちを相手にユーチューバーについての講演をしてきたという内容。教育系ユーチューバーがどういう人たちなのかとても勉強になる。

この動画を同僚の先生に教えたところ、次の動画を紹介された。

youtu.be

動画に登場するムンディ先生は、福岡県の公立高校で働く現役の先生。その先生が動画授業について語っている。分業制の話は私にとって衝撃的で、

「ついに先生に求められる授業力の中身が変わる!?」

と本気で考えさせられた。

さらに、最近話題になっているオリラジの中田敦彦さんと、ムンディ先生のコラボ動画も見た。

youtu.be

芸能人は喋りも上手く、インパクトもある(ムンディ先生も上手い)。先生よりも芸能人が話した方が面白いのは間違いない。そうなると、

料理研究家(授業や教材を研究)とシェフ(材料を元にアレンジし提供する)」

の話がとてもよく理解できる。

芸能人が教育系ユーチューバーになると、先生に求められてきた授業力の定義が変わってくると思う。ある自治体では授業力を、

1.使命感、熱意、感性
2.児童・生徒理解
3.統率力
4.指導技術(授業展開)
5.教材解釈・教材開発
6.「指導と評価の計画」の作成・改善

の6つの要素で定義している。これらの要素で、

「ICTで置き換えられないものはどれなのか?」

誰かが作ってくれた質の高い動画教材で学習が成り立つのであれば、

「授業力とはいったいなんなのだろうか?」

モンモンと考えてしまう話だが、そろそろ真剣に向き合わなければならないのかもしれない。

(教育系ユーチューバ―には勝てないかもしれないが)とりあえず、

「自分の授業に沿ったオリジナル授業動画の開発」

はしていきたい。自分の授業内容や進度にマッチしたものは、自分の授業をリアルに受けている生徒にとって効果が高いと思う。


自分で作ったオリジナル授業動画が、

「補助的なものとしての利用になるか?」
「リアル授業の形態を大きく変えるか?」

はわからないが、

「リアル授業+ネット授業の融合」

は今後の研究テーマの1つとしておきたい。