【担任になるアナタへ】NO.6:学級通信
【担任になるアナタへ】NO.6:学級通信
2023-04-04
オススメ:★★★★★/労力:5/効果:5
新人時代、先輩から、
「高校にもなって学級通信なんて書かないよ~」
と言われたことを信じ込み、最初の担任のときは一切書きませんでした。
それから9年…
HRだけでは自分の言いたいことは伝えきれないと考え、学級通信を書くようになり、現在に至るまで合計250号分の学級通信を発行しました。
私の誇れる取り組みの一つです。
周囲の先生からは、
「学級通信って意味ありますか?」
などと聞かれることがありますが、学級通信を発行することにデメリットはありません。
特に、保護者からのウケは良かったと思います。
高校生になると保護者とのコミュニケーションが少なくなります。
学級通信はそのコミュニケーションの隙間を埋めるためのちょうど良いツールになっていたようです。
学校のこと、担任のこと、クラスの様子などを知ってもらうことは、保護者からの信頼を得ることに繋がります。
教育活動もやりやすくなりますし、無駄なトラブル防止にもなっていたと思います。
また、生徒に語りたいことをまとめるのにも役立ちました。
イラついた時でも学級通信に書くことで、自然と冷静になれました。
しかし、書くという活動にはそれなりに力が必要です。
たまたま私は習慣化できましたが、書けない人にとっては辛い取り組みかもしれません(なので労力5にしました)。
毎日発行している先生がいたりしますが、それがどれだけスゴいのかは書けばわかります。
学級通信を続けるコツは、書く内容にこだわらないことです。
学校のこと、行事のこと、生徒の様子などにこだわると、「ネタがない~」となってしまい、どんどん書けなくなります。
ふと感じたこと、学校や教育以外のこと、何でも自由に書くことをおススメします(プライベートなことを書くと生徒も保護者も興味を持ちます)。
ただし、説教通信にはならないように注意しましょう。
(これ自分のことだ…)
ということを公開で注意されているような文章だと、真意が伝わらずに恨みになることがあります。
読んでいて面白くないものは読まれません。
注意喚起をしたいときでもポジティブな文章を心がけてください。
また、定期的に発行することもおススメします。
私の経験上、不定期発行だと、けっきょく途中で力尽きて書かなくなる人が多いです。
どんな内容を書いたらよいかわからないというのであれば、私の学級通信250号分をデータで差し上げます。
出版するときはどうぞご相談ください笑。