【担任になるアナタへ】NO.5:ポートフォリオ
【担任になるアナタへ】NO.5:ポートフォリオ
2023-04-03
オススメ:★★★☆☆/労力:5/効果:5
ポートフォリオはとても教育効果の高い活動です。
最近では大学入試などにも使われ始めています。
しかし、やる子は一生懸命にやるけど、やらない子はぜんぜん取り組まないという難しさもあります。
成績に反映させるなどの強制力をもって取り組ませても、指導方法、指導体制が統一されず、手段も目的も曖昧になることが多いです。
ポートフォリオの意義、目的、効果、指導方法などについて教員同士で共通理解ができなければ、学年全体でのポートフォリオの取り組み(3年間の記録を溜めていく形式)は実現できないと考えています。
やり切れればとても意味があるけれど、体制が整わないためにやり切れていない活動…それがポートフォリオ学習です…と個人的には思っています。
本来であれば「総合的な探究の時間」や「人間と社会」などで使用していたファイルがポートフォリオの役割を果たすはずなのです。
ファイルを3年生まで取っておき、進路の時期に何回も見直すことで自分のやってきた活動が自信となり、進路決定の一助になっていました。
最近では、キャリアパスポートという取り組みや、デジタル端末を使ってeポートフォリオを作らせる方法もあります。
どのような形でポートフォリオに取り組むのがいいかは思案のしどころです。
何が効果のある取り組みで、どのようにしたらやり切れるのかを考えてみてください。
私が以前読んだ「自分が好きになる 自信がわく 願いがかなう 夢ファイル」という本がとてもわかりやすかったので以下に紹介しておきます。