【担任になるアナタへ】NO.4:学年行事
【担任になるアナタへ】NO.4:学年行事
2023-04-01
オススメ:★★★★★/労力:5/効果:5
学年行事を積み重ねると生徒(特に実行委員)は成長します。
私の担当していた学年も、球技大会や卒業イベントの運営を通じて成長しました(コロナの影響で本格的に行事ができるようになった時期が遅かったのは残念でしたが)。
一般的な学校では、球技大会を自分たちで運営させて自信をつけさせ、それから体育祭(学校全体の行事)に向かう流れをとっています(体育祭あるあるです)。
一年生の頃から少しでも行事を運営させる経験をさせると良いでしょう。
学年行事のネタはたくさんありますし、体育祭、文化祭、合唱祭などの学校全体の行事とは異なり、自由度も高く設定できます。
いろんな先生に聞いてみると、面白い行事のネタを仕入れられるかもしれません。
特に私立の先生は独自の文化を持っています(知り合いの先生がいれば聞いてみると良いでしょう)。
学年団の皆さんでアイデアを出し合って、生徒の成長に繋がる学年行事を作っていってください。
【私の学年で行った主な学年行事】
1.クイズ大会
本当にやりたかったことは「調べ学習大会」だったのですが、コロナ禍での苦肉の策としてクイズ大会にしました。
実施形式は、4択60問をグループで協力して回答(クラス内で競い合う)+早押し問題30問をグループで協力して回答(他クラスと競い合う)というものでした。
クイズの内容は、Webフォームで生徒全員から募集しました。
実行委員の準備(問題冊子の作成、早押しクイズ用のスライド作りなど)はそれなりに時間がかかりましたが、一般生徒への事前指導は比較的少ない行事でした。
2.フィルムコンテスト
本当は授業でやろうと思っていたのですが、コロナ禍で何もできないまま終わりそうだったので学年行事として実施しました。
クラスでグループ分けをして、自由に動画を作ろうという取り組みです。
スマホ撮影、スマホ編集、スマホでデータ提出だったので、特別な機材などは使いませんでした(今の時代ならではの行事かもしれません)。
生徒には、
ばかっこいい動画、ダンス動画、コマ撮りアニメーション、タイムラプス、お笑い、ショートドラマ、学校紹介、クラス紹介、コント動画、やってみた、弾いてみた、踊ってみた、歌ってみた、ゲーム実況…などなど。制作期間など考えて、作りたい作品を企画しましょう。
と説明しました。
作られた動画のクオリティはともかく、グループで協働する行事としては効果が高かったと思います(仲が悪くなることも含めて学びになりました)。
3.球技大会
学年行事の鉄板です。
学校によっては全学年で共同開催することもあります(先輩が後輩と当たるとガチになるので面白いです。引退したサッカー部3年vs現役サッカー部2年などはとても盛り上がります)。
種目、ルール、役割分担など、生徒だけで決めて、生徒だけで実施できるのが良い点です。
タイムテーブル(対戦表)さえ作れてしまえば、失敗することはほとんどありません。
体育祭に向けて、生徒に自信を持たせるのにはちょうど良い行事だと思います。
教員チーム vs 生徒代表というのも球技大会あるあるです。
学年の先生たちと学年の生徒の仲を深めるのにはとても良いです。
4.卒業イベント、3年間を振り返る会
私の担当していた学年は別々に開催しましたが、多くの学校では「卒業イベント」という名の3年間を振り返る会が一般的だと思います。
担任に対してお手紙読んだり、担任の先生たちが演奏したり、思い出ムービーを流したりするのが定番となっています。
実施日や方法はさまざまで、卒業式予行後に実施したり、卒業式直前、直後に実施したりと、その学校の事情や独自の文化があります。
「めんどくさいからやらない」という学年もありますが、一生に一回の卒業をみんなで盛り上げていく方が学校生活が彩られる気がします。