学級通信たまに教育雑感ブログ

実際に配布した【学級通信】を掲載しています

【学級通信】(第090号)センター試験が終わった後

センター試験が終わった後

リサーチ

はむぱんさんによる写真ACからの写真

昨日1/19(土)、1/20(日)はセンター試験でした。ニュースでも報道されていましたね。毎年、東大会場で受験する子たちがテレビ取材を受けるのが恒例になっています。東大会場で受けるだけで、東大志望な感じが出ているから不思議です(笑)。

先輩たちの結果はどうだったのでしょうか?本日、センターリサーチのために三年生がやってきますので、集計結果を楽しみにしたいと思います。ちなみにセンターリサーチとは何かを言うと、

「自己採点の結果を全国で集計して、大手予備校さん(河合塾Benesse駿台予備校、東進など)に志望校の合否判定をしてもらうというシステム」

のことです。実際の合否結果ではありませんので、あくまでも合否予想ですが、A判定とか出ると気持ち的には気が楽になります。

リサーチ結果が最も効果的に使えるのは、国公立の前期試験の出願先を変えるかどうかの判断をするときです。例えば、農工大を第1志望にしていたけど、センターリサーチの結果を見て、前期試験先を千葉大に変えるとか、さらに地方の国公立に変えるとかいうパターンです(国公立大学を目指す人は、今のうちから考えておきましょう)。もちろんどんな結果であろうと第1志望を変えない人もいますし、

リサーチ結果をどう使うかは本人しだいです。

(国公立合格者を多く出す上位都立高校や私立高校、大手予備校さんでは、リサーチ結果を超分析して出願先の面談を行います)。

同日模試を受けた人はお疲れさまでした。受けてみていかがでしたか?来年の今頃、実際に受ける試験を体験できたことはとても価値があります。この後の自己採点や、解説授業などを通じて、さらに受験勉強に一歩踏み出して行きましょう。最近は、勉強のモチベーションをキープできないという人が増えていますが、自分でできないときは、塾に飛び込むとか、学校の講習会や自習室を活用するとか、1歩でも行動してください。皆さんの周りには、皆さんを応援するための環境がたくさん溢れています。そういうものに気づいて活用できるかどうかで、受験勉強への気持ちは変わってきます。モチベーションが下がっている人は、一歩を踏み出す行動を期待します。

センター試験の問題や解説ですが、すでにいろんなサイトでアップロードされています。特に東進ハイスクールさんは早いで有名です。解答も出ていますし、問題もダウンロードできますし、概要解説もありますし、高校3年生、高校2年生への分野別アドバイスもあります。 

分野を効率よく学習するには、いきなり入試レベルの問題に取り組むのではなく、教科書の例題、練習問題、節末問題、章末問題と、少しずつステップアップしていくのが一番の近道です。「計算を最後までやり抜く」ことや「図やグラフを描いて考える」ことを積み重ね、早期に基礎を確固たるものにするために、問題演習を繰り返しましょう。

物事を理解するとは、その道理や筋道がわかり、自ら考えることができるようになることです。解法の暗記に頼るのではなく、公式や解法の原理を理解してから先に進むような勉強を繰り返すことで、受験だけでなく、将来社会に出てからも役立つ本当の力をつけることができます。

数学II・Bの問題は、数学I・A以上に抽象的に考えさせる問題が多く、また計算量も多いため、時間が足りないと感じることも多いと思います。センター試験対策としては、限られた時間で正確に解けるように演習を繰り返すことが欠かせません。

---(サイトから引用:数学ⅡBのアドバイス)---

www.toshin.com

これから三年生は2月から本格化する私大一般試験に向けて、また、2月25日の国公立前期試験に向けて、さらなる追い込みに入ります。皆さんも来年の今頃の自分の姿を想像して、2年最後の三学期を過ごしてください。あっという間の1年間ですのでね。後悔のない1年であれ。