【教育雑感】学年解散旅行
【教育雑感】学年解散旅行
2023-03-28
一泊二日の学年解散旅行が終わった。
教員1年目の頃、3学年の担任をしていた先生が、
「うちは仲が悪いから旅行なんていかないよ」
と言っていて、
(あ~普通は学年は仲が良くて、普通は解散のときに旅行に行くものなんだな)
と思ったことを覚えている。
初めて担任を持ったときは(無事に?)学年解散旅行に行くことができた。
ベテランのじいさん先生が、
「え~めんどくさいよ~」
的なことを絶対に言うと思ったので、先手を打って
「他の人は今まで何度も経験してるかもしれませんが、私は行ったことがないので、あの人(じいさん先生)が行かないと言い出しても、絶対に学年解散旅行は実施してください!」
と学年主任には頼んでおいた。
案の定、じいさん先生は旅行に行くことを渋ったが、けっきょくはやって来た(ヤル気のない難しいじいさんだった笑)。
旅行自体がすごい楽しかったというわけではなかったけど、ゆっくり食事をして、ゆっくり風呂に入って、たわいもない仕事の話をして、
(あ~先生たちってこうやって担任を終えるだな…)
という思いに浸ることはできた。
それ以来、担任を組む時には「学年解散旅行に行くこと」を目標にしている。
特に、初めて担任になる先生に対しては、
「絶対に学年解散旅行まで連れて行ってやるんだ!」
という謎の使命感を持つようになった。
3年間一緒に仕事をして、最後に一緒に旅行に行ける担任団で終われるかどうか?
あれから十数年…いろんな担任団を見てきたけど、これがなかなか難しいことだということがわかった。
今回、無事に学年解散旅行に行けたということは、ただただ恵まれていただけなのかもしれない。
前回と同様、旅行自体がすごい楽しかったというわけではなかったけど、ゆっくり食事をして、ゆっくり風呂に入って、たわいもない仕事の話をして、異動する人たちとの別れをを惜しむことができた。
旅行を終えた今、
「旅行に行ける学年でいてくれて、ありがとう」
と感謝の気持ちが溢れている。