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【学級通信】(第141号)「現役生は最後まで伸びます」のカラクリ

「現役生は最後まで伸びます」のカラク

教材

塾でも学校でも必ず言われていることですが、

「現役生は最後まで伸びます」

「12月~受験直前まで成長します」

(え~ホンとかよ!)って思う人もいると思いますがホントです。だけど、これって信じて頑張った人だけが味わえるやつなんですよね。

今の時期(12月)は、だいたい2パターンに別れます。まずはAパターン。

・ぜんぜん伸びない

・もう受験勉強は嫌だ

中堅校の受験生はこのパターンの人がほとんどです。やれどもやれども伸びない…

「あ~も~やめてぇ!」

「浪人するからいいや!」

という謎の開き直りをしたりします。

けれども中には11月の模試の結果やセンタープレの手応えが良くて安心している人もいます。それがBパターンです。

・あれ?けっこうイケんじゃね~

・ちょっと頑張ったら伸びたわ~楽勝かも~

的な人たちです。Bパターンの人たちの方が順調そうな感じですが、どっちも最後に伸びないで終わるパターンです。

現役生が最後まで伸びるカラクリは、

「2学期の期末テストが終わって、受験勉強に100%時間が避けるようになって、今までの受験勉強のペースがさらに増していった人たちが伸びる」

ということなのです。だから、今、やっていることを途中で投げ出したり、諦めたり、安心したりせず、残された時間を目一杯一生懸命に過ごさなければならないのです。

期末テスト後の学校は、40分授業だったり、午前授業だったりします。今までより1~3時間くらい自由に使える時間が増えます。もうひと踏ん張りして気合いを入れてアクセルを踏んでください。

ちなみに何度も言っていますが、学校をサボったり、授業をバックレたりはしないでください。受験勉強をするために学校休んでも良いことはありません。学校サボると勉強が増えると勘違いする人がいますが、ほとんどの人は生活リズムを崩して、(トータルの)勉強時間を減らします。

(いやいや~そんなことないですよ~ちゃんと起きて毎日勉強できますよ~)

と言う人がいますが、毎日ちゃんと過ごせる人は、学校来ていてもちゃんと勉強できます。

学校は、生活リズムを整える上でとても大切な場所です。だから意思の弱い高校生たちは、土日や夏休みに受験勉強を追い込めないのです。休みの日に朝から追い込むのが難しいということは、今になるとよくわかりますよね?

この3年の2学期期末後~終業式までの二週間は、かなり勉強できる期間です。学校に通い、生活習慣を整え、最後の授業に感慨深さを感じつつ、真面目に毎日過ごしながら、必死に勉強してください。そういうクラスを期待しています。欠席・遅刻・サボりまくりのクラスで終わりたくはありませんので。

先日、Sくんの個人ノートにためになることが書いてありました。本人の許可をもらいましたので掲載します。

11/22,23と東進と河合の模試を受けてきました。自己採点の結果は両方ともボチボチでした。これが11月成績の伸び悩む期かと実感しました。けど、成績悪かった~本番オワた~が今回の本題じゃなくて、初めて2日連続で模試を受けてみた感想を書こうと思います。俺は東進でF君以外知り合いが皆無なので、校舎で試験を受けても自分の緊張の仕方しだいで、さながら当日の空気感が味わえる能力で東進の模試を受け、(この日はF君も見かけなかったので、さらに能力にバフがかかった)手応えがあまりよくなくて、俺のHPが削られた。翌日、池袋の立教に申し込んだので10:00に家を出て、都会の人混みに活力を奪われ、会場について、一発目の英語からヘロヘロになって、英語が終わって、昼休みも誰も知り合いがおらずボッチ飯をかまして、リフレッシュしないまま午後の科目を受けて、気づいたら理科が終わっていて、「あれ?数学は?」ってくらい記憶と解答を提出していました。まあ問題用紙に答えが書いてあったから、ちゃんと受けたんだなって解釈して、池袋でラーメン食べて帰りました。2日間模試ってなかなか体力もっていかれることを身に染みて感じて、2月の5,6,7日の三連発に打ち勝てるか今から準備しとかないといけないなと思いました。テストの点数悪かったのは悔しいけど、もっとやらないといけないと思わせてくれたし、本番じゃなかったので良かったです。(個人ノートより)

これから併願プランを確定させ、調査書の発行枚数を決めますが、受験の連続日程はよーく考えてください。思ったよりもキツいと思いますので、連続になる人はそれなりの覚悟を持っておきましょう。